【BYOBって何?】ニュージャージーでよく見る「お酒持ち込みOK」レストラン文化

アメリカ生活

アメリカ・ニュージャージーに住んでいると、レストランの入口やメニューに「BYOB」と書かれているのをよく目にします。
最初は「何これ?」と戸惑いましたが、今ではすっかり慣れてしまったこの文化。

今回はそんな BYOB(Bring Your Own Bottle)について、ニュージャージーでの実体験を交えてご紹介します!


BYOBってなに?

BYOBは “Bring Your Own Bottle” の略で、「自分でお酒を持ってきてもOK」という意味
つまり、レストランでお酒は売っていないけど、自分で持ってきたワインやビールを自由に飲んでいいですよというスタイルです。

最初は「お酒を持ち込んでいいってどういうこと?」とびっくりしたのですが、実はこれ、ニュージャージーではとても一般的なんです。


なぜニュージャージーにはBYOBが多いの?

ニュージャージー州では、レストランがアルコールを提供するためのライセンス(酒類販売許可)が非常に高額かつ数に制限があるという法律があります。

ライセンスの数は市や町の人口によって制限されていて、簡単には取得できません。
さらに、既存のライセンスの売買価格が数十万〜100万ドル以上になることもあるため、小さな個人経営のレストランにとっては現実的ではないのです。

その代わりとして多くのレストランが選んでいるのが、「BYOB」というスタイルでの営業
お酒は売らないけど、飲みたいなら持ってきていいよ」という、なんともアメリカらしい柔軟な仕組みです。


実際にBYOBのお店に行ってみた

私たち夫婦も、BYOBのお店には何度も行ったことがあります。
自分の好きなワインやビールを持って行けるので、レストランで飲むよりずっと経済的だし、なにより楽しい!

お店によっては、

  • ワイングラスを貸してくれる
  • 冷蔵庫で冷やしてくれる
  • 開栓もしてくれる

など、サービスもさまざま。
持ち込みに慣れているお店ほど対応がスムーズなので、初めての方でも安心です。


ニュージャージー以外の州ではどうなの?

BYOBはニュージャージーだけの文化ではありませんが、ここまで一般的に定着している州は珍しいだと思います。

  • ペンシルベニア州:NJと同じく酒類ライセンスが厳しいため、BYOBが多い傾向あり。
  • ニューヨーク州・カリフォルニア州:BYOB可能だけど、ライセンス取得が比較的容易なため、お酒を提供する店が多く、BYOBの割合は少なめ。
  • カリフォルニアなどの一部地域では「持ち込み料(Corkage Fee)」が発生する場合も($15〜$30程度)。

ちなみに、「BYOB禁止」になっているエリア(特にドライカウンティ)もアメリカには存在するので、他州に行くときは事前チェックがおすすめです。


どうやって見分けるの?

BYOBかどうかは、以下のような方法で確認できます:

  • お店の看板やメニューに「BYOB」と書いてある
  • YelpやGoogleマップのレビューに「BYOB」と記載あり
  • ウェブサイトのFAQや”About”ページに情報がある
  • 明記されていなくても、「お酒を売っていないレストラン」=BYOB可な場合もある(要確認)

予約時や来店前に聞いてみるのが確実です!


おわりに

ニュージャージーに住んでいると、BYOB文化は日常の一部。
最初は戸惑いましたが、今では「今日はどのワインを持って行こうかな?」と考えるのが楽しみの一つになっています。

外食時のコストも抑えられるし、自分好みのお酒を持ち込めるのは、むしろ日本より自由かも…?
アメリカ生活をされている方や、これから旅行・駐在予定の方は、ぜひBYOBのお店でのディナーを体験してみてくださいね!

今回も最後までお読みいただきありがとうございます!

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